分譲賃貸マンション(ファミリー向け)についてご紹介します。転勤をされる方の中にはお住まいを所有されて動かれる方も多いので状況をご存じの方も多いですが、物件探しのときにもし募集があれば、検討に加えられるのはいかがでしょうか。
いつも人気の分譲賃貸
賃貸専用マンションと比べると分譲マンションはグレードが高いと感じるケースも多く、マンションに入居されている方が購入時から長く住んでいる、または住み続ける予定の方がが多いので管理状態が比較的良く、設備面も充実している物件をよく目にします。
いっぽう供給戸数が少ないので、借上社宅で検討中の方は場合によってはタイミングも合わせる必要があります。(参考記事)
社員様に喜んでいただけるケースが多いので、我々もうまくご紹介できるとよいと思っています。
法人契約のハードルがある
タイミングの他にも、契約内容に注意を払っています。我々のような専門業者は契約内容を十分確認して物件をご提示しますが、慎重にその物件を調査します。いくつかありますが、代表的なものをご紹介します。
①定期借家契約かどうか
賃貸借契約期間が決まったマンションです。オーナーが転勤などの一時貸しである場合が多いです。相場から賃料が安くなるので、ポータルサイトなどで検索していても非常に目立ちます。借上社宅では契約ができないケースが多くあります。法律ができてからまもなく20年ですので、だいぶご存知の方も増えてきた印象です。
②貸主が海外居住者かどうか
貸主が非居住者(つまり海外居住者)で かつ 借主が法人
の場合は、借主が貸主の源泉(賃料等の20.42%)を徴収し、税務署に支払うという税務ルールがあります。借上社宅の場合、契約ができないケースが多くあります。こちらは上記の①と違い物件情報に明示されていないケースが多いので、我々は直接管理会社に確認します。
入居後の制限も物件ごと
そのほか、すべて一例ですが「建物全体はペットOKだが居室内はOK?NG?」や、「楽器相談だが楽器の種類によってはOK?NG?」「敷地内駐車場は満空問わず賃貸入居者は借りられる?借りられない?」など、確認事項が多くあります。購入された方と使える範囲が変わることもよくあります。
入居者様は必ず、そのマンションの管理規約に従わなくてはいけません。その管理規約は、所有者様たちで集まった管理組合が決めるものになります。
貸主様が個人の方が多いため購入の思い入れのある物件ばかりなので、ルールが一律ではなく相談事が多い場合があります。貸主様が賃貸に出すことになった理由は様々です。聞けないこともありますが、貸主様が賃貸にだす理由を知ることができると、その後もお互い気持ちよく貸借ができると思っています。