賃貸物件のネット情報の見方(首都圏)

昨今SUUMOやHOMESをはじめ、数々のポータルサイトに物件情報が掲載されています。

物件名で検索すると出てくることが多いですし、同じ物件を数々の業者様が掲載しています。首都圏の場合は競争も激しいので、お客様にご紹介できる不動産仲介業者は多ければ多いほど良い、そのような考え方です。不動産業者が物件を隠していることは、貸主様にとっては機会損失になるという考え方が浸透しているように感じます。

賃貸では、仲介業者は扱えない物件が無くなってきました。

よく「この物件ありますか?」と掲載情報をご相談いただくことが多いのですが、こちらのデータで出てこない場合、ほとんどが「掲載情報を放置し、なくなった物件を掲載している」「掲載情報が間違っている」ということです。掲載情報の放置は、物件ページの中に掲載日が記載されているのでその時にはあった可能性が高いです。

掲載情報が間違っている場合は、ダミーで問い合わせすると大抵当たっています。

 

少し前の街の不動産業者の仕事は、現地で写真を撮って、掲載するために情報を入力することが仕事でした。そのため空室になるたびに、画像や動画を中心とした数々の情報が蓄積されてゆきます。

一度写真を撮ると、数年後にそのお部屋が退去となればその写真を使用することができます。貸主様にとってみると退去予定の間に次の入居者さんが決まってゆくのは良いですよね。借主様にとってみても、おおよその見当がつくので候補を絞ったり、決めてしまうことが可能です。

これからどんどん空室が増えてゆくので、情報が蓄積されてゆくとネット上でももっと簡単に物件を検討することができると思います。

 

それではネットで物件を決めきれるかというと、これはケースバイケースです。お会いするお客様にはいつも「図面決めは推奨していません」と申し上げていますが、私自身住んでいる家は全部、中を見ずに決めました。当然業界にいるので想像がつくからなのですが、立地や買い物環境など、現地確認は行いました。すぐにお越しになられない方には事前内見サービスもご好評いただいています。

もし気になる物件がありましたら、ぜひご相談ください。ネガティブ情報や現地の周辺情報もお伝えします。宣伝写真は良いところしか写してない場合もあります。

どの不動産業者も取り扱える物件が同じであれば、我々はお客様のニーズを把握し、日々勉強して質の高い情報提供を追求してゆきたいと思います。